1加入者の声が反映されます。ひとつの会社が単独で設立する組合です。健康保険組合は事業主と従業員の代表によって自主的・民主的に運営されるしくみになっています。このため加入者の声が事業に反映され、事業所の実態に合った運営が行われます。保険料率や保険料の負担割合を一定の条件下で自主的に決めることができます。法律で決められた給付のほかに、それぞれの組合の財政状態に応じて付加給付を行うことができます。保養や、健康づくり事業、健康診査など、加入者のために各種の保健事業を行うことができます。全国健康保険協会(協会けんぽ) 健康保険組合以外の主に中小企業を対象とする健康保険で、全国健康保険協会が管理運営を行っており、全国の都道府県支部が窓口になっています。組合の規約、事業計画、予算、決算などの重要事項を決める議決機関で、事業主が選んだ選定議員と被保険者によって選ばれた互選議員で構成されます。組合会で決定された事業計画を行う執行機関で、選定議員と互選議員の中から選ばれた同数の理事で構成されます。理事長は選定理事の中から全理事が選びます。理事長は組合運営の最高責任者で健康保険組合を代表します。常務理事は全理事の中から理事長の指名により選ばれます。理事長を補佐し、日常の事業運営に必要な事項を処理します。組合会は健康保険組合の適正な運営を期するため、組合会議員の中から監事を選び、組合の業務の執行および財産の状況の監査を行います。健康保険法に基づく給付や組合会で決定された事業を具体的に運営する機関です。単一組合健康保険組合(組合管掌健康保険)総合組合●常務理事●監事●事務局同じ業種の会社、または業種が違っても一定地域の会社が集まって設立する組合で当組合はこちらに属します。 健康保険組合は、政府に代わって健康保険事業を営む公法人で、厚生労働大臣の認可を受けて設立します。設立の単位には、単一組合と総合組合があります。●理事会(執行機関)●理事長 私たちが病気やけがをしたときに、もしその医療費を全額負担しなければならないとしたら大変です。 日ごろから病気やけがに備えて、働いている人たちが収入に応じて保険料を出し合い、事業所も保険料を負担して、本人やその家族がわずかな負担で安心して医療を受けられるように設けられたのが健康保険制度です。 民間の会社などで働く人を対象とした健康保険の保険者(健康保険制度を運営する組織)には2つの種類があります。 健康保険組合は、事業主側と被保険者の中から選ばれた議員によって自主的・民主的に運営されます。●組合会(議決機関) 2 実情に合った保険料率を決めることができます。 3 プラスαの給付を行うことができます。 4 保健事業を行えます。健康保険は皆さんの健康を守る大切な制度です6健康保険組合とは健康保険組合のメリット健康保険組合の組織と運営健康保険とは
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